2018年の紅白歌合戦で一躍世間に広く知れ渡ったアーティストの米津玄師(よねづけんし)さんですが、なぜそこまで人気なのか、その理由がよくわからない人も多いのではないでしょうか?
米津玄師さんはミュージシャンという部分が切り取られて有名になって来ていますが、実は音楽だけでなく非常に多彩な才能を持ち合わせており、世間では1,000年に一度の天才とまで呼ばれているほどです。
作詞、作曲、イラストの制作、ダンス、ビデオグラファーなど自分の出す作品のほとんどを自分自身で手がけているのは本当に驚きです。
また、米津玄師さんが有名になり始めたキッカケとなったのがニコニコ動画に投稿したオリジナル曲であることはファンの中では有名な話です。
それではいったいなぜ、デビューしてからわずか数年の米津玄師さんがここまで人気なのか、その理由はいったい何なのかを調べて見ました。
Contents
米津玄師がなぜ人気なのかその理由は一つではない?
요네즈켄시 덕후 파빌입니다 같이 켄시 덕질하고 싶으신 분들 흔적 남겨주시고 팔로해주세요 찾아갈게요…! pic.twitter.com/5Zi5wIR0cy
— 새해부터인생졷망[파빌] (@_lisa442) September 6, 2018
米津玄師さんが紅白歌合戦に出るまでの人気があるのは、実はいくつか売れている理由があります。
単純に歌がいいとか、曲がいいとかそういったことだけではありません。
TVの出演も2018年の紅白歌合戦が初にもかかわらず、米津玄師の何がそんなにも多くの人を惹きつけるのかを見ていきましょう!
影響を受けているアーティストに隠された秘密
米津玄師さんの曲をいくつも聞いていると、あれ、いつかどこかで聞いたことがあるような、無いような、、、という感覚が生じます。
もちろん初めて聞く曲なのですが、どれもどことなく懐かしさがあるような気がする。
その理由はおそらく、米津玄師さんが影響を受けているアーティストにあります。
米津玄師さんが影響を受けたと言われているアーティストが、現在も若い男女から人気のあるロックバンドのBUNP OF CHICKENやRADWIMPSなのです。
この両バンドは10年以上前から中高生の特に女子に人気があるバンドで、どちらにも共通するのが独特の世界観を持つ楽曲と両ヴォーカリストの妖艶な歌声ですね。
BUMP OF CHICKENの楽曲はその「物語性」を聞く人に印象付けますが、米津玄師さんの楽曲にも同じことが言える部分が多々あります。
音楽に限らず流行と言うのは女子中高生から始まると言われますが、バンプやラッドと言う相性で未だに若い世代から支持されているバンドの音楽性を米津玄師さん自身がアレンジしているところが人気の大きな要因の一つになります。
影響を受けているのは音楽だけではない?
米津玄師さんが手がけるその楽曲に大きな影響を与えているのは何も音楽だけではありません。
米津玄師さんはとてもジブリ作品が好きだということもあり、このジブリの寓話的な世界観が楽曲にも大きく影響しています。
ジブリも老若男女に絶大な人気を誇っているアニメ映画であり、その人気の本質の部分を自分の作品に取り入れていることは間違いありません。
とても多彩で芸術的センスも高いことから、ジブリのストーリーや魅力をも自分の楽曲へ取り入れ独自の世界観を作り出していることがなぜここまで人気があるのかの説明になると思います。
最新のメディアを取り入れたプロモーション戦略
米津玄師さんを一躍有名にしたのは少し前に流行っていたニコニコ動画です。
ニコニコ動画には「ハチ」というハンドルネームで10代の頃から投稿しており、自身の歌った曲ではなく、ボーカロイド※を使ったオリジナル楽曲の再生回数が伸びて広く名前が知られました。
その総再生回数はなんと2,500万PVを記録し、2012年にはボーカロイドを用いた楽曲クリエイターとしてファーストアルバム「diorama」をリリースしました。
その翌年の2013年には「サンタマリア」というシングル曲でメジャーデビューしています。
さらには米津玄師さんの新曲PVはYouTubeでどんどん配信されており、その登録者数はなんと300万人!
twitterなどSNSも活用して発信もしており、TVに出なくとも多くの人に届ける最新のツールをうまく活用していることが人気に火がついた要因でもあります。
※ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称。略称として「ボカロ」という呼び方も用いられている。メロディーと歌詞を入力することで、サンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる技術。
ボカロを使った楽曲「マトリョシカ」
何かにハマって作り続けることが成功につながるのかな。
米津玄師が人気の理由は音楽だけにあらず?なぜイラストも手がける?
#nowplaying Lemon by 米津玄師 – Lemon – Single pic.twitter.com/hmvVurCJgm
— 遠藤ゆりか (@endo_yurika) February 18, 2018
こちらは紅白歌合戦でも生で歌った人気曲「Lemon」のジャケットです。
この美しく繊細なタッチのイラストですが、全て米津玄師さんご本人が描いているのです。
その他のシングルやアルバムのジャケットももちろん自身で描いており、その芸術センスが多くの有識者から評価を受けています。
また、CDのジャケットだけでなく先ほど紹介した「マトリョシカ」のミュージックビデオやその他のミュージックビデオで使用されているイラストも米津玄師さんが手がけています。
はっきり言って、才能しか感じないです。
芸術作品は世界に認められたって本当?
米津玄師さんのイラストや絵のクオリティがすごいというのはただ一般の方からの評価が高いという理由ではありません。
なんと、 あの世界的に有名なルーヴル美術館のプロジェクトで、「ルーブルNo.9」というイベントに参加しているのです。
このイベントはルーブル美術館が第9の芸術としてイラストや漫画を研究の対象とするプロジェクトから始まっています。
その世界的なイベントに米津玄師さんの作品も展示されたのです。
ただ音楽だけを追求しているのではなく、芸術のような音楽以外のところでの才能も人気の秘密の一つであることは間違いありません。
音楽や芸術でもまだ足りない?知られざるそのダンスの才能とは?
ここまでその楽曲の素晴らしさや芸術センスが突出しているという内容を見てきましたが、米津玄師を語るにはまだまだそれだけでは足りません。
なんと米津玄師さんはダンスまでできてしまうのです。
もう本当に死角なしとはこのことですよね。
米津玄師さんのミュージックビデオ「LOSER」でそのダンスを披露しているのですが、その振り付けを担当したのがシルク・ド・ソレイユのダンサーとしても活躍をしていた辻元知彦さんという振付け師です。
その辻元さんが指導をしていて「惚れ惚れするほど美しい」と語ったほどの才能を見せつける米津玄師さん。
身長188cmから繰り出す長い手足を存分に活かしてかっこいいダンスも自分の作品の一つとして演出しています。
そのミュージックビデオがこちら。
ダンスがかっこよすぎるミュージックビデオ「Loser」
これが天才と言われている米津玄師さんの才能の数々です、言葉も出ませんね。
こういった才能の数々が米津玄師さんのこの人気の理由になります。
何か一つでもその才能を分けて欲しいな、、、
米津玄師が様々な人気アーティストとコラボするのはなぜ?
映画『何者』のオリジナルサウンドトラックが10月5に発売決定!!中田ヤスタカさんと米津玄師さんが初コラボした主題歌も収録されております!!詳しくは公式サイトへ→https://t.co/pUQdO9QeiU #何者 pic.twitter.com/pcxgX7YlCz
— 映画「何者」 (@nanimono_movie) September 1, 2016
米津玄師さんがのこの人気の理由はまだまだあります。
それは様々なアーティストとコラボレーションして一人では表現できない音楽にも挑戦しているところです。
常に新しいことに挑戦してマンネリ化せずに進化していくその姿勢が、多くのファンを魅了要因の一つであることは間違いありません。
それでは今までどういったコラボがあったのかを見てみましょう!
中田ヤスタカとのコラボ
2016年10月に公開した映画「何者」の劇中音楽を全て手がけたのが中田ヤスタカさんという方なのですが、その映画の主題歌である「NANIMONO」で米津玄師さんが作詞とボーカルを担当しています。
中田ヤスタカさんも米津玄師さんも、自分たちがやってみたい音楽を追求するという同じ方向性がこのコラボを実現しました。
ここでもミュージックビデオでは米津玄師さんの歌だけでなくその即効ダンスがかっこいいので是非見てみてください。
DAOKOとのコラボ
2017年8月に公開された映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌「打ち上げ花火」の作詞・作曲・プロデュースを米津玄師さんが手がけました。
この楽曲で一躍有名になったDAOKOさんですが、その可愛らしい歌声がとても印象的です。
この「打ち上げ花火」は、米津玄師さんだけのバージョンもアルバム「BOOTLEG」に収録されているのですが、個人的にはDAOKOさんとコラボした曲の方が好きです。
何か懐かしい、青春時代の夏を思い出して少し切なくなるような楽曲になっており、とてもおすすめです。
映画はあまりヒットしなかったのですが、この主題歌「打ち上げ花火」だけが一人歩きしてかなりの人気となりました。
菅田将暉とのコラボ
人気若手俳優の菅田将暉さんとコラボした「灰色と青」もとても人気のある一曲です。
「灰色と青」は幼少時代を共に過ごした友人同士が、大人になってすれ違う日々の中で離れていても奇跡的に重なる瞬間というものを描いています。
菅田将暉さんの少しハスキーがかった独特の歌声に注目して米津玄師さんの方から熱烈のオファーをし実現したそうです。
この曲もアルバム「BOOTLEG」の最後の曲として収録されており、かっこよくて何回聞いても飽きないのでとてもおすすめです!
まとめ
#米津玄師が好きすぎて好きすぎる人はまずこれをRTしてRTされたらフォローしにいってフォローされたらフォロバするという米津玄師大フォロー祭を開催する
米津玄師さんが好きな高3です(*´˘`*)♥
脊オパ幕張2days参戦します🌾
ぜひ仲良くしてください(*´˘`*)♥ pic.twitter.com/DJCWvqOErL— さな🌾脊オパ幕張2days参戦🌾 (@Sana___88___) December 28, 2018
今回は紅白歌合戦でさらに有名となった米津玄師さんがなぜ人気なのか、その理由を解説してきました。
普通のアーティスであればその音楽性やスター性が注目されて有名となるのですが、TVに今まで一切登場しなかった米津玄師さんはその天才的な数々の才能が人気の理由にあったようです。
真似しようにもここまで多彩だとさすがにできないですよね。
独自の世界観と多岐に渡る芸術センスが多くの人を魅了する米津玄師さんですが、今後さらに人気が出るのは間違いないと思います。
これからの活躍にも注目ですね!
人気の理由を調べてみよう!